みなさんこんにちは。院長のコータローです。1月に入ってよくブログを更新しています。新年が始まって少し気分が乗っているからでしょうか?書ける時にいっぱい作成していこうと思います。
歯医者さんに行くとよく耳にする単語の一つとして『歯周ポケット』があります。略して『ポケット』と呼ぶ場合もありますね。歯医者さんや衛生士さんが嬉しそうにポケットポケットいっておりますが、一体それってどこ?何なの?ってトコについて今日は書いていこうと思います。
まずは歯周ポケットはどこにあるのか?
答えはその字が表す通り、歯の周りにぐるっと一周全部にあります。厳密に言うと、歯周炎にかかっている歯と歯茎の境目の溝のことを歯周ポケット、歯肉炎にかかっている同部位のことを歯肉ポケット、歯周病にかかっていない同部位のことを歯肉溝と呼びます。しかし、一本の歯を見た時にベロ側は歯周炎になっているからその溝を歯周ポケット、頬っぺた側は健康なので歯肉溝と呼び分けたりはしないので、『歯周ポケット』も『ポケット』も歯医者さんでは歯と歯茎の境目にある溝のことをその状態に関わらず指している場合がほとんどでしょう。
では歯周ポケットって何なのか?
この歯周ポケットの深さが歯周病の進行度の一つの目安となります。1〜3mmが健常値でそれ以上深くなるに連れて状態が悪くなっていきます。どんなに深くても大体12mmくらいでこの場合は完全に歯の根っこの先まで歯周病が進行していることが殆どです。歯ブラシの毛先が届くのがどんなに深くても3mmなので、歯周ポケットが4mm以上ある場合は歯ブラシで磨けていないところが存在することになります。つまりその部分にはずっと細菌が住み着いているということなので注意が必要です。
若いうちは免疫力が高いので感染が広がりにくいですが、年を重ねて免疫力が落ちてくると感染の広がりも早くなりがちです。出来るだけ早い段階でセルフケアできる状況に持っていって、日々のブラッシングで感染からご自身の体を守るのが良いかと思われます。